母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんが、大人と同じ食べ物を食べるまでに必要なステップが離乳食です。そこで離乳食の、適切な量・回数・スケジュールなど、月齢別に分かりやすく早見表にしてまとめました。この記事では、離乳食の進め方を紹介しています。
離乳食の進め方を早見表でチェック
早見表の「離乳食の進め方」はあくまでも目安。子供の食欲や成長・発達に合わせて調整してOKです。
ここでは離乳食の進め方と1食あたりの目安量を表にしてご紹介しています。
【早見表】離乳食の進め方
初期 生後5・6ヶ月 | 中期 生後7・8ヶ月 | 後期 生後9〜11ヶ月 | 完了期 生後12〜18ヶ月 | |
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食事回数 | 1日1回 | 1日2回 | 1日3回 | 1日3回、間食1〜2回 |
母乳・ミルクの量 | 子供が飲みたいだけ与える (ミルクなら1日800〜1,000ml) | 子供が飲みたいだけ与える (ミルクなら1日600〜800ml) | 子供が飲みたいだけ与える (ミルクなら1日400〜600ml) | ミルクなら1日0〜400ml) |
調理形態 | なめらかにすりつぶした状態 | 舌でつぶせる硬さ(豆腐ぐらい) | 歯ぐきでつぶせる固さ(バナナぐらい) | 歯ぐきで噛める硬さ |
赤ちゃんの状態 | 口を閉じて取り込みや飲み込みができるようになる | 舌と上あごで潰していくことができるようになる | 歯ぐきで潰すことができるようになる | 歯を使うようになる |
【早見表】1食あたりの目安量
炭水化物、ビタミン・ミネラル類、タンパク質のそれぞれいずれかを摂ります。
初期 生後5ヶ月 | 初期 生後6ヶ月 | 中期 生後7・8ヶ月 | 後期 生後9〜11ヶ月 | 完了期 生後12〜18ヶ月 | |
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炭水化物 | 1さじから始め、徐々に増やす | 全がゆなら30〜45g | 全がゆなら50〜80g | ・全がゆなら90g ・軟飯なら80g | 軟飯・ご飯なら80g |
ビタミン・ミネラル類 | 炭水化物に慣れたら1さじから始め、徐々に増やす | 10gほど | 20〜30g (果物なら4さじ) | 30〜40g | 40〜50g |
タンパク質 | 野菜に慣れたら1さじから始め、徐々に増やす | ・豆腐なら20gほど ・白身魚なら10gほど ・卵黄なら耳かき1杯、小さじ1 | ・豆腐なら30〜40g ・魚や肉なら10〜15g ・卵黄なら1個、全卵なら1/3個 ・ヨーグルトなら50〜70g | ・豆腐なら45g ・魚や肉なら15g ・全卵なら1/2個 ・ヨーグルトなら80g | ・豆腐なら50〜55g ・魚や肉なら15〜20g ・全卵なら1/2〜2/3個 ・乳製品なら100g |
離乳食初期 生後5・6ヶ月
離乳食初期 生後5・6ヶ月の離乳食は1日1回。徐々に量を増やしていきます。
離乳食を取り入れた場合の1日スケジュール例
- 6:00 授乳
- 10:00 離乳食 + 授乳
- 14:00 授乳
- 18:00 授乳
- 22:00 授乳
離乳食の開始時期は生後5ヶ月から
離乳食は、通常、赤ちゃんが生後5ヶ月に達してから開始します。
初めの離乳食にぴったりな食材
離乳食は、柔らかくて消化しやすい食材「つぶしがゆ」から始めます。
「つぶしがゆ」に慣れたら、野菜を試し、さらに野菜にも慣れてきたら豆腐とレパートリーを増やしていきます。
食材はなめらかにつぶした状態にし、味付けはせず素材の味そのままで大丈夫です。
離乳食中期 生後7・8ヶ月
離乳食中期 生後7・8ヶ月の離乳食は1日2回になります。
離乳食を取り入れた場合の1日スケジュール例
- 6:00 授乳
- 10:00 離乳食 + 授乳
- 14:00 授乳
- 18:00 離乳食 + 授乳
- 22:00 授乳
離乳食後期 生後9〜11ヶ月
離乳食後期 生後9〜11ヶ月の離乳食は1日3回になります。食後の母乳・ミルクの量は減っていきます。
離乳食を取り入れた場合の1日スケジュール例
- 8:00 離乳食 + 授乳
- 12:00 離乳食 + 授乳
- 15:00 授乳
- 18:00 離乳食 + 授乳
- 22:00 授乳
毎食1回のタンパク質上限量
離乳完了期 生後12〜18ヶ月
離乳完了期 生後12〜18ヶ月の離乳食は1日3回で、間食が増えて1日1〜2回摂ります。
離乳食・間食を取り入れた場合の1日スケジュール例
- 7:00 離乳食
- 10:00 間食
- 12:00 離乳食
- 15:00 間食
- 18:00 離乳食
離乳食におけるポイント・注意事項
初めての食材は1日1品、平日の午前中に摂ろう
新しい食材にチャレンジするなら、体調の悪い日を避けて、1日に1品だけ少量から始めます。
アレルギーの心配も考えて、病院が診察中の時間帯、特に午前中にチャレンジするのがベターです。
新しい食材は2日間ぐらい試し※、赤ちゃんの様子をみます。特に食後2時間以内、変わったことが無いかチェックです。
※卵・小麦粉・乳製品はもっと慎重に行います。
まとめ
離乳食の進め方は、赤ちゃんの成長と健康に直結します。
開始時期、食材の選択、食材の硬さの調整、食事のスケジュール設定、栄養バランス、赤ちゃんの様子を心がけることで、健康的な離乳食を成功させることができます。焦らず離乳食をすすめ、赤ちゃんの成長をサポートしましょう。
出典:
離乳食手帳
摂津市HP「こどもの食コラム】離乳期の母乳・育児用ミルクの目安量」