離乳食は、赤ちゃんの成長と栄養を考える上で重要なステップです。この記事では、離乳食に卵を導入する際のステップとスケジュールについて紹介します。卵は栄養価が高く、赤ちゃんに必要な栄養素を摂るための優れた食材ですが、アレルギーのリスクが高いので注意が必要です。
離乳食に卵は生後6ヶ月頃から取り入れる
卵を赤ちゃんの離乳食に取り入れるタイミングは生後6ヶ月頃から。豆腐、白身魚、しらすなどのタンパク質に慣れた頃です。
まずは卵黄からスタート
卵黄は卵白に比べてアレルギーのリスクが低いため、最初に卵黄から開始します。
卵白の開始時期は、卵黄1/2〜1個食べられるようになったら
卵白は、卵黄が1/2〜1個食べられるようになったから開始します。
卵の調理方法は「かたゆで」一択
卵は必ず、「ゆで卵」から始めます。
ゆで卵の作り方・レシピ
1. 卵を茹でる
鍋に卵を入れて、水を卵が被るくらいの量を入れて火にかけます。水が沸騰したら弱火にし15分以上茹でます。
2. なるべく早く卵白と卵黄に分ける
卵を水で冷やして粗熱を取ったら、なるべく早く殻をむきます。
包丁で卵を割り、スプーンで卵黄を取り出します。
3. 冷凍保存がおすすめ
かたゆでした卵は冷凍保存ができます。サランラップで包みます。冷凍した卵は1週間以内に食べ切りましょう。
「ゆで卵」は他の食材に混ぜて出す
「かたゆで」した卵黄・卵白は、そのままだと赤ちゃんにとって食べづらいので水で伸ばしたり他の食材に混ぜて出します。
卵黄・卵白で組み合わせるなら、例えばこの食材:
- おかゆ
- 昆布だし、鰹だし、野菜だし
- モロヘイヤ
- 1食分の野菜入り そのまま素材 定番野菜
- パルシステムのバランスキューブ 赤
- パルシステムのバランスキューブ 黄
- パルシステムのバランスキューブ 緑
卵の進め方・スケジュール
卵はアレルギーのリスクが高い食材の一つ。卵を初めて導入する際には、少量から始め、赤ちゃんのアレルギー反応に注意を払いましょう。吐き気、じんましん、息苦しさなどの症状が現れたら、すぐに医師に相談しましょう。
卵を進める上でのポイント
卵を進める上で次のポイントが挙げられます。
- なるべく毎日食べる(最低でも週2・3日)。
- 1日1回。
- 同じ量を3・4回繰り返す。
- 3・4回試して問題なければ1.5倍に増量してチャレンジ。
- 卵黄は1/2〜1個で、卵黄クリア。
- 卵黄クリア後、卵白にチャレンジ。
- 卵白は1/2個(約15〜20g)で卵白クリア。
- 食べ終わったら口の周りをよく拭き取る。
卵黄の量・スケジュール
卵黄は約2.5gの量からスタート。3・4回試して問題なければ、1.5倍増量して約3.8gをまた3・4回試します。約3.8gも問題なければ、次は5.6gと繰り返します。1/2個〜1個食べれたら卵黄がOKです。
- 約2.5g(1/8個)
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約3.8g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約5.6g(1/4個)
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約8.4g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約12.7g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約19g(1個)
↓3・4回繰り返してOKなら卵黄クリア
次のステップ・卵白にチャレンジ
卵黄クリアまで、15〜24日ほどかかります。
卵白の量・スケジュール
卵白は卵黄クリア後に開始します。卵白は約0.5gの量からスタート。3・4回試して問題なければ1.5倍増量してチャレンジを繰り返します。1/2個食べたら卵白OKです。
- 約0.5g(1/50個)
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約0.8g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約1.1g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約1.7g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約2.5g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約3.8g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約5.7g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約8.5g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約12.8g
↓3・4回繰り返してOKなら次のステップ - 約19.2g (1/2個)
↓3・4回繰り返してOKなら卵白クリア
卵クリア
卵白クリアまで、30〜40日ほどかかります。
まとめ
卵は赤ちゃんの成長に重要な栄養素を提供する優れた食材ですが、アレルギーのリスクがあるため、注意が必要です。 卵黄の導入時期、調理方法、アレルギー反応に対して気をつけながら、赤ちゃんの健康的な成長をサポートしましょう。
この記事は、赤ちゃんの離乳食に卵を導入する際の注意事項とスケジュールについてのご紹介しました。